特別な夏休み「先生、家に泊まりに来てください」
(写真:北エジプトの町、アレキサンドリアの風景)
みなさんお久しぶりです。ハナです。
なんだかエジプトの説明が多くなってしまって、なかなか活動の中身が書けていないですね。
私が住んでいる町のことをたくさん書きたい!大学のことも紹介したい!という気持ちはあるのですが、実はJICAの規制があってなかなか書くことができません。
昨年のダッカでのテロを受けて、JICAから指定された数か国では「自分の名前や顔写真、居場所をSNSで拡散しないようにしてください。標的になる可能性があります。」と注意喚起を受けています。
私一人だったら(多少JICAの注意を無視して)好きに書くこともできるのですが、同じ大学でもう一人先輩隊員が働いているんです。私が狙われたせいで、その人にまで危害が加わったりしたら嫌ですからね。
ということで、なるべく居場所を明かさないように、忍びのごとく華麗に移動しながらブログを更新したいと思います。
今、任地を離れてアレキサンドリアという街に来ています。
(え、さっそくバラしたよ?)
アレキサンドリアは広い街なのですが、とある大学で日本語のサマーコースを開講しているんです。まったくお給料などはないのですが、メインの活動場所の大学がしばらく夏休みなので、他の場所のお手伝いに来ています。
2年前から先輩隊員がやっていたサマーコースなので、今回も引き受けました。
とはいえ、休日は暇!
そこで声をかけてくれたのは、学生のGさん。
「先生、家に泊まりに来てください」
「いいの?」
ブヘイラってどこ?
Gさんは私の任地である南エジプトの大学の学生です。
実家がこちらのほうなので、夏休みは帰ってきています。
お家はアレキサンドリアの隣のブヘイラ県!「田舎」と聞いてわくわく。
(写真:アレキサンドリア市内からブヘイラまでの地図)
いざ出発!
金曜日の朝、駅で待ち合わせ。
メンバーは先輩男性隊員、私の同期、私の3人です。
Gさんが迎えに来てくれて、いざミクロバスに乗車。1時間後…
「先生、ここで降ります!」
「(意外と早かったな)」
「弟が車で迎えに来ますから、ちょっと待っていてください」
20分後弟さんと親戚が迎えに来てくれました。
そして川沿いのでこぼこ道を走ること45分ほど…
「着きました!」
「かわいい~!!」
南国風のお花が咲き誇るお家、素敵です。
ブヘイラ体験記
では、ここからはGさんのお家でしたことを写真で振り返ります。
まずは大量のお昼ご飯でもてなされます。
私が好きなマハシ(野菜のご飯詰め)やモロヘイヤスープがある♡
わざわざ用意しておいてくれるところに優しさを感じます。
この中にお水を入れると、保冷効果と浄化作用があるそう。
たしかに水道水が美味しくなった!
それから知り合いのおじさんの家に行って、さとうきびを収穫してかじったり
(写真:刈らせてもらったさとうきびを持つ私)
とうもろこしを焼いて食べたり(醤油ほしい)
ロバに乗せてもらったりしました。
夜にはGさんの弟たちも交えてトランプ(めっちゃ楽しそう)
負けた人は罰ゲームで歌を歌いました。
そして再度ご飯。正直みんな胃に入らなかった。
この日は屋上で星を眺めて、お風呂に入り、就寝。
素敵な1日でした。